薬品部門営業
「不要なもの」を有効活用することで、
「ゼロ・エミッション」に貢献できる。
入社のきっかけは?
「不要なものを価値に変える」意義に共感し、入社を決意しました。
私が就職活動をしていた2011年は、就職氷河期の真っただ中。がむしゃらにエントリーする中、地元・名古屋で出逢ったのが三谷興業でした。印象に残っているのは社長が「ゼロ・エミッションに貢献できる」と話されていたこと。「ゼロ・エミッション」とは、環境を汚染する廃棄物をゼロにするという世界のトレンドとなる考え方。モノづくりで成長してきた日本にとって廃棄物の処理は重要なテーマですので、「不要なものを価値に変える」ことでメーカーにも環境にも貢献できることに大きな意義を感じました。入社から現在まで、私は営業一筋。大手製紙企業をはじめ20社ほどを担当しています。文系出身ですので化学の用語を覚えるのに当初は苦労しましたが、わからないことは化学系出身の先輩や社内の試験員の方に聞けたり、必要に応じて同行いただけたりするので安心でした。
仕事のやりがいは?
成約まで半年から2年かかることもありますが、その分顧客とじっくり向き合えることにやりがいを感じています。
化学系の商社は多いものの、廃棄物をリサイクルする「副生薬品」の取り扱いやノウハウは当社がトップレベル。たとえば、「ある企業の使用済みの廃酸が、別の会社の用途であればまだ使用できる」ということがわかれば、これまで廃棄していた企業からすれば当社に売ることで利益になり、新品を買っていた会社からすればコストダウンにつながるような提案ができます。とはいえ本当に「副生薬品」で問題がないかをテストする必要があるため、提案から成約までに半年、長くて2年ほどかかる例もあります。入社3年目の頃、しばらく通ったある顧客様で20名ほどの前でプレゼンし、注文をいただけたときは嬉しかったですね。何度も上司に相談し、プレゼンにも同席いただきました。大変なこともありますが、日々「ゼロ・エミッション」に貢献できていると実感しながら働くことができています。
薬品製造
品質を守る誇りを胸に
1日に100tの石灰スラリーを製造。
業務内容を教えてください。
入社2年後に、石灰スラリー専任の製造者になりました。
これまで金型製造やサーバー関係の仕事をしてきましたが、フォークリフト免許の取得を機に三谷興業へ転職してきました。はじめはリフト作業や事務の仕事を任され、2年ほどたった頃に工場長から声がかかり、現在の石灰スラリーの製造を担当することになりました。石灰スラリーとは工業廃水を処理するための薬剤のこと。石灰と水、添加剤を加え、規定の濃度や粘度になるよう調整し、1日あたり100tほどを製造。タンクローリーでお客様のところへお届けします。製造において心がけているのは、当然のことながら「品質」です。1日1回、必ずサンプルを採取し、試験スタッフに濃度や粘度が基準どおりかどうかのチェックをお願いしています。
業務上のこだわりなどを教えてください。
時間内に製造を完了させることです。残業も少なくやりがいを感じています。
タンクに限りがあること、時間がたつと変質してしまうことから、石灰スラリーは作り置きができません。原料となる石灰も都度発注し、必要となる量を必要なときにつくることが求められるのです。とはいえ、毎日必要な量は時間内で製造できるため、連休前後は忙しくなることもありますが、残業をすることはほとんどありません。平日から自分の時間を持てるのはいいですね。それから、人間関係がいいのが三谷興業のいいところ。普段関わるのは工場長や試験室のメンバー、ドライバーくらいですが、みんな人がいい。雰囲気の良さが長続きしている理由かもしれません。
ドライバー
余裕のある配車をしてくれるから、
20年、30年と無理なく続けられる。
入社前の経歴を教えてください。
2tから10tトラックまで、様々な業務を経験しました。
21歳のときからずっとトラック一筋。その前は大手自動車メーカーの関連会社で働いていましたが、ドライバーが性に合ったのだと思います。いろんなところへ行って、いろんな人に会えますしね。前職では2tの冷凍車を自分で買い取って食料品を運んでいました。しかし不景気で仕事が減るなか、ちょうど車の買い替え時期も重なり「買ってまではやれない」と思い、先輩の紹介で三谷興業へ入社。それ以来、10tのタンクローリーで石灰スラリーを運んでいます。「2tから10tに乗り換えて怖くないか」とよく言われましたが大差ありません。軽かセダンかくらいの違いだけです(笑)。20歳のときに大型免許は取っていたので活かすときが来たという感じでした。
業務上のこだわりなどを教えてください。
安全第一。健康第一。これまで、三谷興業を辞めたいと思ったことはありません。
早いもので転職してきてからもう20年以上。これまで1度も辞めたいと思ったことはないですね。入社2~3年で、自分はもうずっとここで働くんだろうなと直感しました。そう思える理由はいくつかありますが、ひとつは仕事に余裕があること。配送先は東海4県をはじめ、富山や山梨、京都や新潟といった遠方もありますが、ゆとりをもって納期を組んでくれますので配車に無理がないんです。もちろん、毎日健康チェックをして体調管理もしますしね。あとは人間関係が良くて気をつかわなくていいのが嬉しいです。居心地がいいからか辞める人も少ないですよ。入社20年、30年とつづいている人が珍しくありません。
困った時に助け合える仲間がいる。
だから安心して長く勤められる。
入社前の経歴と業務内容を教えてください。
自動車整備の仕事から大型トラックのドライバーに転職しました。
当社所有の石灰スラリーの輸送専用タンクローリー(10t車)で、薬品輸送を行っています。
前職は、港湾物流大手企業で製鉄所構内のディーゼル機関車運転士として、12年間勤務しました。もともと乗り物全般が好きで、以前は自動車整備の仕事をしていたため、転職を考えたときに、キャリアアップとして大型・牽引・大特の運転免許を取得しました。
三谷興業には自動車整備士職に応募しましたが、面接で整備士としてのブランクと大型整備未経験の不安を伝えたところ、前職の経験を活かせるドライバー職を勧めていただき、現職に至ります。
業務上のこだわりなどを教えてください。
会社の顔としての誇りを持ってお客様のもとへお届けすることです。
三谷興業のドライバーは、ただ薬品を配達することだけが仕事ではありません。
配送先は東海4県をはじめ、新潟・富山・山梨など。大手工場に納入するケースが多く、ルール厳守、安全運転、安全作業は当然ですが、お得意先で修繕工事などが発生した場合は、迅速かつ的確な対応が求められます。
お客様から「遠いところありがとう。気をつけて帰ってね!」といったお声かけをいただくことも多く、そんなときはとても嬉しく、やりがいを感じます。
ドライバーは現場のお客様に直接接することができるため、お客様と会社の重要なパイプ役です。会社の中でお客様に一番近い立場であるということを意識し、常にお客様にお困り事がないかに気を配り、感謝の気持ちで対応するように心掛けています。
三谷興業の魅力を教えてください。
支えてくれる仲間がいることです。
自分も支える側になれるように成長したい。
三谷興業の魅力は、人間関係がいいところだと思います。
困ったときは、いつでも手を差し伸べてくれる先輩や上司がいるので、毎日楽しく仕事をしています。居心地がいいから辞める人が少なく、勤続20年、30年の先輩方がほとんどです。そんな先輩方を見習って、今後は私自身も、これから入社してくる後輩達の人材育成やフォローを積極的に行えるように、自分を磨き、成長することが目標です。